野球独立リーグシリーズ~BFL~

野球独立リーグシリーズ~BFL~

近年元オリックスの井川選手の参加やプロ入り選手を輩出してその知名度を上げつつある独立リーグBASEBALL FIRST LEAGUE(以下BFL)。
まだ設立して数年しか立っていない新しい独立リーグですが高校や大学との提携といった他の独立リーグにはない要素も持ち合わせています。
今回はそんなBFLを取り巻く現状について紹介していきたいと思います。

BLFの概要と所属球団

BFLの設立はかつて存在してた関西独立リーグが消滅し、関西独立リーグに所属していた兵庫ブルーサンダーズ、06BULLSが新球団を1球団加えることで2013年12月に設立しました。
結成当時は以下の3球団が所属していました。
兵庫ブルーサンダーズ
06BULLS
姫路GoToWORLD
その後、2016年シーズンを持って姫路GoToWORLDは活動を停止、2017年シーズンから和歌山ファイティングバーズが参加し今に至ります。

近畿を中心に活動しているBFLで所属している球団は現在以下の3球団です。

兵庫ブルーサンダーズ(兵庫県)
06BULLS(大阪府)
和歌山ファイティングバーズ(和歌山県)

独立リーグとしては異例の学校との提携

BFLが他の独立リーグと違う点で言えば学園組織と提携している点です。
例えば兵庫ブルーサンダーズでは芦屋大学と教育提携を結んでいます。
このため同大学の選手を2軍選手として球団に参加させています。
世間でこの話題が大きくなったのは2013年10月の芦屋学園高等学校野球部を日本高等学校野球連盟非加盟で兵庫と提携させる内容でした。
これは今でも画期的なもので高校生が高校野球の公式戦に出ず、プロを目指すものです。しかし前代未聞の出来事であり、当時存在していた関西独立リーグはこれを機に分裂し最終的には消滅しました。
現在学校法人芦屋学園の高校と大学の野球部(厳密にはベースボールクラブ)は高校、大学の連盟には所属しておらず独自の練習を続けています。
高校はプロ野球での3軍のようなもので実戦練習よりも基礎練習を重点に行っており、大学生は社会人などと練習試合を行っています。
連盟に所属していない為高校生でも実力が認められれば大学の練習に参加できたり兵庫の選手として、BFLの試合に所属することも可能です。
甲子園を目指せない弊害などはありますが着実の実力をつけており、プロへと何名か排出しています。
また2018年から全球団がそれぞれ高校と教育提携を結び育成チームを設立することが明らかになっています。高校の中には名門神村高校もあります。ただ育成チームの学生は全日制ではなく通信制に通うことになるため全日制の野球部とは別扱いとなります。実際に通信制の生徒は高野連には選手登録しないとのことです。
サッカーでいうユース制に類似した制度ですが、これが野球界に根付くかはこの教育提携に掛かっているともいえるでしょう。

プロだが給料は0 厳しき野球環境

 

独自の育成システムを保有しているBFLですが選手が取り巻く現状は厳しいものです。日本にある独立リーグは少ないもののシーズン中は給料が出ます。
しかしBFLでは全球団給料はありません。選手は基本的にアルバイトをしながら毎日野球を続けています。06BULLSではその理由として給料が発生することでハングリー精神が損なわれるとしています。
給料が出ない点はプロとしてどうなのか?という疑問はありますがNPBを目指すことを考えるならこの環境もありといえますね。いずれにせよどの独立リーグもNPBと比べると厳しい環境にあるのは変わりありません。

プロ入りした主な選手

 

BFLからNPB入りした選手として2017年までに3名います。
2016年には育成ドラフトで巨人に山川和大選手、楽天に向谷拓巳選手がそれぞれ指名されました。
そして2017年BFL初の本指名で楽天から田中耀飛選手が指名されています。
特に田中選手はパワーが持ち味の選手でBFLでは打率.422本塁打15を記録し、MVPにも輝いた選手です。
本指名された選手が現れたこともあり、これからもBFLからは多くの選手が輩出されることでしょう。

まとめ

給料0という厳しい環境にありながら日々選手達が頑張るBFL。井川選手や新たな育成チームなど注目すべき点は多くあり、2018年シーズンも目が離せない独立リーグです。