小説技法 小説における世界観 ~現実世界と異世界の違い~

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我々が現実世界に生きているように物語を作るうえでは世界観が必要です。
世界観といえば壮大な感じがしますが物語の舞台とも言えるでしょうか。
その世界の歴史や文化、国など決めることは山ほどあります。

世界観を作る上での注意点

世界観を作る上で気をつけたいことは世界観を作りこみすぎることです。
世界観は作れば作るほど物語に説得力が出ることには違いありません。

しかし物語の進行に明らかに不要な設定まで作る必要はありません。
設定を頭の中で考えているときは楽しいですが、物語に必要ないならもっと別のことを考えましょう。

逆に物語に必要な箇所はしっかりと作りこみましょう。世界観を考えるのが
嫌で話を書いてしまう人もいますがそういった作品はどうしても話の説得力が欠けてきますし、ボロが出てきます。

また世界観を考える上でいかにリアリティがあるかも物語を構成する上で大事となっていきます。例えばロボットが戦う物語でロボットの動いている仕組みや燃料、素材などが設定されていれば現実味が増し、あたかも実在しているように感じ取れます。

ファンタジーものに付き物の魔法でも魔力の源は何か? どういう仕組みで
魔法は発動できるのかなどを決めておけばその設定より説得性のあるものとなります。

ここまで例を出しながら説明しましたが言い換えれば理由付けがされているかです。
異世界ものでは特にそうですが、現実を舞台にしない限り、世界観の大半は嘘の設定です。
それらをあたかも実在しているように見せるには理由付けが肝心です。

異世界と現実世界の違い

世界観を考える際ほとんどの人が考えるのが現実世界か異世界のどちらを舞台にするかでしょう。
現実世界と異世界では創作上メリットとデメリットが違ってきます。

異世界
異世界の場合、全てが作者の想像世界といっても構いません。まさしく作者は創造主といえます。
架空である為、地形、建物、国、文化などあらゆる設定を自由に決められます。
異世界が舞台の場合、そのメリットは自由度にあるといえます。

その反面世界観を全て自分で考案する必要があります。世界観を1から想像することは膨大な知識がいります。知識を蓄えるにはたくさんの書物に目を通さなければなりません。また架空の設定は念入りに作りこまないと矛盾が生じることもあります。このように異世界は自由ではありますが創造という責任が付き纏います。

現実世界
現実世界は現実をベースに設定を作ればいいので異世界と違って1から世界を作成
する心配はありません。何より知っている世界を舞台とするため、読者からすれば親近感が沸きやすいです。

しかし普段から生活している世界を舞台としているため新鮮さはありません。これが現実世界を舞台とした場合のデメリットです。ただし登場人物に「高校生で社長」など一般人から見たら非現実的要素を入れてあげると新鮮さが出てきます。

 

小説技法 三人称と一人称それぞれの特徴