MS解説「ジムスナイパー系列」Ⅱ、Ⅲなどの種類紹介なども名前は似ているが関連性がややこしい?

MS解説「ジムスナイパー系列」Ⅱ、Ⅲなどの種類紹介なども名前は似ているが関連性がややこしい?

一年戦争時における地球連邦軍の量産機の中で屈指の性能を誇る「ジム・スナイパーⅡ」

スラスター総推力ではガンダム神話を作った「RX-78ガンダム」を上回るなど、機体の性能面だけで評価したらガンダム越えを果たしているともいえます。

そんなジム・スナイパーⅡですが一年戦争では他にもジム・スナイパーの名を持った機体の種類が複数存在しています。

ただややこしいことに、全ての「ジム・スナイパー」の名を持った機体が関連性があるかというと実は違います。ここがややこしい点ですね。

なので今回は主にその点も解説しつつ、主に一年戦争で活躍したジム・スナイパー系列の機体を解説します。

ジム・スナイパー

HG 1/144 RGM-79[G] ジムスナイパー (機動戦士ガンダム 第08MS小隊)

型式番号:RGM-78[G]

頭頂高:18m

本体重量:53.8t

出力:1,150kw

推力:49,000kg

装甲材質:ルナチタニウム合金

武装:ビームサーベル、大型ロングレンジ・ビーム・ライフル、100mmマシンガン

RGM-78[G]ジム・スナイパーはRGM-79[G]陸戦型ジムが基に作成された機体です。

基本性能は陸戦型ジムとはほぼ同等で、変更点としてはセンサー精度の改良、及び狙撃用に大型ロングレンジ・ビーム・ライフルを装備しています。

陸戦型ジムと基本性能が殆ど同じため、スナイパーというよりは狙撃用ライフルを持った陸戦型ジムと言い方がしっくりするかも知れません。

またこの機体はスナイパーと名がついているものの、ジム・スナイパー・カスタム及びジム・スナイパーとの関連性は全くないです。

この点がジム・スナイパー系列を知る際に混乱させる要素の1つとも言えます。

本機体の目玉であるロングレンジ・ビーム・ライフルは、外部からエネルギーと冷却剤を供給する仕組みとなっています。

外部との連携が必要なことだけあり、その威力は通常のビーム・ライフルを余裕で超える威力でHLVやシャトルを撃破できるほどはあり、

射程距離もロングレンジと付いているだけあり、狙撃するには十分な射程距離を誇っています。

一方外部との連携で運用する必要があるため、射撃中はその場から動くことができないという弱点もあります。

外部との連携がゲームでは再現しづらかったのか、「ギレンの野望アクシズの脅威V」ではマイナー機体であるジム・スナイパーⅢも登場しているのですが、ジム・スナイパーは登場していません。(他のゲームでは割と登場しています)

一応この機体単独でもライフルを運用できるものの威力が低下するデメリットが存在しています。

ジム・スナイパーカスタム

HG 1/144 ジム・スナイパーカスタム

型式番号:RGM-79KC

頭頂高:18m

本体重量:47t

出力:1,390kw

推力:68,000kg

装甲材質:チタン系合金

武装:ボックスタイプ・ビーム・サーベル・ユニット、R-4タイプビーム・ライフル、ハンド・ビーム・ガンなど

ジム・スナイパーカスタムはRGM-78の性能では満足できない一部の連邦軍のパイロットからの要求を受けてエースパイロット向けにRGM-78のカスタム機が製造されることになり

その内の1機がこのジム・スナイパーカスタムです。ジムから追加装甲により防御面が増加し、大型スラスター搭載ランドセルにより推進力の増加や、専用ビームライフルにより火力面でも通常のジムを上回る性能で

まさにエースパイロット向けの機体に仕上がっています。また専用のR-4タイプ・ビーム・ライフルは長距離射撃を可能としています。

ただこの専用のライフルは装弾数が少ない弱点もあります。

一方スナイパーカスタムと名が付いていますが、本機体は狙撃に重点を置いて開発された機体ではなく、全体的な性能向上を目的として開発されています。

では何故スナイパーカスタムという名が付けられているかというと、専用のビームライフルが長距離射撃が可能であり、それ故狙撃型と呼ばれることもあり、結果的にスナイパーカスタムの名が付けられることになりました。

もっともガンダムのゲームでは狙撃型の機体として登場することが多いです。

本機体はカスタム機ということもあり、50機という少数生産に終わったそうですが、それぞれの機体はエースパイロット向けらしく、各パイロットに合わせた調整が為されていたそうです。

本機体のコンセプトは後に「ジム・スナイパーⅡ」へと受け継がれるため、ジム・スナイパーⅡの親的存在ともいえます。

ジム・スナイパーⅡ

HGUC 1/144 RGM-79SP ジム・スナイパーII (機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)

型式番号:RGM-79SP

頭頂高:18m

本体重量:61t

出力:1,390kw

推力:102,000kg

装甲材質:チタン・セラミック複合材

武装:ビーム・サーベル、シールド。狙撃用ライフル、ブルパップ・マシンガン、ビームライフルなど

一年戦争において連邦軍最強の量産機とも評されることもあるジム・スナイパーⅡ。

スペック上ではガンダムを上回るほどの高性能機です。

本機体はジム・コマンドを基にしており、コンセプトはジム・スナイパーカスタムのモノを受け継いでおり、総合的な性能の向上を目的としています。そのためジム・スナイパーカスタムと同じ狙撃用に開発された機体ではありません。

サブスラスターが増設され更に大型のバーニアスラスターが新造されており、その推力は当時の連邦の大半のモビルスーツを圧倒するほどです。

スナイパーの名に相応しく、精密射撃用レーザーや複数のセンサーを搭載した頭部バイザーにより高精度の長距離射撃が可能となっています。

武装にはスナイパーらしく狙撃用ライフルはもちろんビーム・ライフルやブルパップ・マシンガンも装備オプションとしてあり、狙撃以外での活動も無論可能です。

ガンダムすら上回るポテンシャルがあるジム・スナイパーⅡですが一年戦争末期に開発されたため、戦場に赴くことは少なく高性能機としての宿命か量産機としては製造コストが高く、実際に生産された数はかなり少なかったそうです。

しかし機体で得たノウハウは後に開発されるネモなどに受け継がれていたそうです。

そんなジム・スナイパーⅡで初登場の「ポケットの中の戦争」ではいとも容易く撃墜されていたりと、連邦軍最強の量産機の割には結構不遇な扱いを受けていたりします。

ただゲーム作品では一年戦争における高性能機として扱われることが多く、ギレンの野望シリーズでは使い勝手の良い支援機として活躍の機会が多いです。

番外編

ジム・スナイパーⅢ

型式番号:RGM-79SR

武装:ロング・レンジ・ビームライフル、ビーム・ライフルなど

ジム・スナイパーⅡには直系の後継機は無かったのですがⅡ後であるⅢの名を持つのがこのジム・スナイパーⅢです。

番外編なのは一年戦争の機体ではなく、ジム・スナイパーⅡの直系の後継機ではないので今回は番外編として取り上げます。

本機体は『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』で登場した機体でティターンズのジムⅡの評価試験機であるジム改高機動型を狙撃用に調整された機体です。

狙撃用に調整されているため、バイザーと長距離射撃用のロングレンジ・ビーム・ライフルが追加されています。

実はこのバイザーはジム・スナイパーⅡで使われいたバイザーの強化型であり、ジム・スナイパーⅡとある程度関連性を持っています。

本機体には中距離試験型や高機動型といった複数のバリエーションもあります。

ジム・スナイパー系列ではマイナーすぎる存在ですが個人的には色使い的には一番好みの機体です。